出産を振り返る
入院中につけていた日記です。
9月11日(木)入院1日目
予定日を過ぎても産まれてくる気配がないので、誘発分娩のため、入院する。
9:00→病院へ。診察後入院。子宮口をやわらかくする注射を打つ。
11:00からのマタニティビクスに参加する。
1時間に1錠の飲み薬で陣痛を誘発。
6回飲むが陣痛起こらず。
内診してもらい、子宮口が開いていないため夜、子宮に風船を入れて(メトロ?)子宮口を広げる処置をする。
これがすごく痛い。
でも「陣痛はもっと痛いんだ」と自分に言い聞かせて耐える。
ベットに座るのも、股の違和感で辛い。
横向きで何とか寝れる。抱き枕を家から持ってきてもらっていて大正解。
抱き枕様様だった。
でも右向きでしか辛くて、あんまり寝れない。
出産の大変さを思い知る1日目。
9月12日(金)入院2日目
9:00→診察と風船を取ってもらう。
取る時も痛かったけど、すっきり。これで寝れる。
子宮口は3センチ開いた。でも、まだ硬いらしい。
誘発の点滴を打つ。すごく腕がじんじんする。
点滴ってこんなに痛かったっけ??
午前中はまったく元気。
午後から少しずつ痛み始める。けど、本陣痛は始まらず。
夜、点滴を抜いた後、少し痛みが和らぐが、今までに比べると痛い。
オットに電話してみたが、出ない。
頑張れって言って欲しいのに、声が聞きたいのに、電話がつながらず、一人で頑張っているように思えて泣けてきた。
数分後、オットから、電話がかかってきた。
弱音を吐く。オットに長野から夜中に帰ってきてもらう。
今日もあまり寝られない。
9月13日(土)入院3日目
9:00→診察。今日も点滴。点滴した腕は昨日より痛くない。
でも、おなかの痛みはすぐ強くなった。薬の効き目が分かる。
病室に戻ると、オットがソファーで寝てた。
私も少し眠った。
おなかの痛みは、入院1日目から、日に日に強くなる。
点滴を抜いた後の夕方の内診では、まだ子宮口が硬いと言われる。
今日は点滴は抜いても、おなかは痛い。
でも、テレビはまだ見れる。
「恋空」も「ヤスコとケンジ」も「スマステ」も痛みに耐えながらも見た。
夜の内診で、すごくいいおしるしが出ていると言われる。
子宮口も柔らかくなってきているらしい。
「明日には産まれるかな?」とうれしい言葉をもらった。
痛みは今までで、一番強い。痛みの間隔も5~6分。
オットに背中をさすってもらうと痛みが和らぐ。
今日こそ眠れない。ほぼ徹夜。
オットが言うには、5~6分の痛みのない間、私はうとうとしていたらしい。
そして痛みがくる度に起きていたらしい。
オットには少し寝てもらったがその間辛い。
明け方の内診で、「午前中には産まれるかな?」と言われた。
ゴールが見えると、頑張れる。
辛いけど、頑張る!!早く赤ちゃんに会いたい。
9月14日(日)入院4日目
6:30→おなかに赤ちゃんの心拍とおなかの張りを調べる機械(NST)をつけるため、診察室へ。
まだ一人で歩ける。
点滴が弱まっているのか痛みと痛みの間で、深く寝れる。気持ちのいい睡眠だった。
NSTの結果は今までで一番よかったみたい。
いつ生まれてもいいように、浣腸をする。
生まれて初めての浣腸に緊張した。
9:00→診察。子宮口はいい感じで柔らかいらしく、子宮口は5センチ開いたらしい。
「今日の明るいうちに産まれるかな」と診断。
今日の助産師さんは、マタニティビクスでもお世話になっている方。
知っている人だと、心強い。今日絶対産むぞ!!
点滴をして、またNSTをつける。はじめはウトウトできたが、だんだん腰が痛くなって辛くなる。
助産師さんに伝えて、部屋に戻る。
オットはまだ寝てた。
母、父、甥っ子2人が病室にきた。
父と甥っ子2人は公園に遊びに行き、母は残ってくれた。
オットが起きるまで背中をさすってもらう。
痛みはさらに強くなる。
お昼ごはん、ほとんど食べれず、オットに食べてもらう。
おいしそうに食べる姿が、腹立たしい!!
昼過ぎ、痛みは最高に。
ナースコールをして、様子を見てもらう。その後陣痛室へ。14時ごろ?
内診してもらうと子宮口は7センチ。
痛みは最高。呼吸に意識をおいて頑張る。
リラーックス、リラーックス。
自分に言い聞かせるが、出来ない。たまに「いたーーーーい!」と声を出してしまう。
看護婦さんが様子を見に来てくれる。
そして、私に「痛みに強いほうだね」と言ってくれた。
そ、そうなのかな??
オットもずっとさすってくれていたため、手が疲れてきた。
本当に痛いときだけさすってもらうことにした。
痛みがくるタイミングが分かる。辛い。
でもきっとあと少し。頑張る!またNSTをつける。
子宮口は7~8センチ。
もう一人、お産している。助産師さんはそっちにつきっきり。
途中、助産師さんがきて、破水させる。
その後、いきみたい感じがくる。
看護婦さんに肛門を押してもらって痛みを逃す。
破水させてからの陣痛が一番辛かった。
助産師さんが、今日は日曜日のため一人しかいないらしく、前の人のお産が終わらないと私のところには来てくれないと悟った。
前の人ーー!!早く産まれてくれーーーー!!
私は最高にいきみたい感じになる。
看護婦さんに今子宮口が何センチか聞くと「私にはわからない」と言われる。
うぅぅぅ・・・・・。すごーくいきみたくなった時、看護婦さんに「いきんでいいよ」と言われる。
本当?10センチ開いてないのにいきんだらだめって聞いてるよ?と思って、言ってみたが、結局いきんでしまう。
看護婦さんは「上手、上手」とほめてくれた。
オットが腰を押さえてくれるが、まったく無意味。
痛みでもうどうでもいいと思いつつ、思わず「そこじゃない!!このへん!!!!」と怒ってしまう。ごめん。
途中、手がしびれて、身体が震えてきた。
看護婦さんに言ったら「空気の吸いすぎ」と言われた。
確かに、呼吸が小刻みになってた。
意識してながーーーくはいて、吸う呼吸を繰り返したら、だんだん治ってきた。
本当、ここでの時間が一番辛かった。
分娩室から「ぎゃーーーーー!!」という声と共に赤ちゃんの泣き声が聞こえた。
ようやく私の番だ!!と思った。早く助産師さんきてーーー!!
助産師さんが来てくれて、内診。
「よし、分娩室に行こう!とりあえず、準備してくる」とその場を離れる。
オットと2人っきりに。超不安。その時陣痛がくる。
やばい!いきみを逃さなきゃ!!今となっては結局どうやり過ごしたか覚えてない。
オットが言うには相当パニックだったらしい。そりゃそうだ。不安だったもん。
助産師さんの存在の大きさは本当すごいって思った。
いよいよ分娩室へ。
「もういきんでいいからね」の声に「よし、がんばる」と心で答える。
何回かいきむ。「上手、上手」とほめられ、がんばる。
歯が折れるんじゃないかってくらい歯をくいしばる。
「もう後数回で出てくるからね」と言われる。
先生も呼ばれ、いよいよだって思った。
先生が麻酔を打つ。じょきって切られた気がしたけど、痛くない。
助産師さんの声に合わせて、いきむ。
「もう一回、もう一回」と言われ、変なとこで止めたら赤ちゃんがかわいそうって思って、言われるがままにいきむ。
私が覚えてないけど、オットが言うには、最後のいきみは5回連続だったらしい。
私、よく頑張った。分娩室にいる人みんなに「がんばれ!がんばれ!」と言われ、その言葉に励まされ、頑張る。
「ふむーーーーーー!!」といういきみで何かがつるんと出た。
「もう一回!」と言われ、もう一回「ふむーーーー!!」
どうやら肩でひっかかったらしい。その後の呼吸は「ハッハッハッハッ」に変える。
「ふんぎゃーーー!!!」
赤ちゃんが産まれた。終わったーーーー!と思った。
赤ちゃんに最初にどんな言葉をかけようか、ずっと考えてきたのに、何て言ったか覚えてない。
「わぁーーーー」と言った後、「レイちゃーーーん」って言った気がするけど、本当に覚えてない。しまったなぁ。
そのあとの、胎盤を出すのも痛かった。
先生が傷の手当てをしてくれている間、赤ちゃんをきれいにしてくれていた。
めっちゃ羊水を飲んでいたみたいで、吸引されてた・・・。かわいい。
そして、ふと、あー、陣痛を乗り切ったんだーと思った。
よく「鼻からスイカを出すような感」じとか「想像を絶する痛さ」って聞いていたので、すごく怖かったけど、振り返ると、そんなに思っていたほど痛くはなかった。
っていうか、最初のほうの痛みはもうすっかり忘れていた。
女ってすごいね。
それに私、なんだかんだ最後までどこか冷静な自分がいた気がする。
でもそれは、オットがずっと腰をさすってくれていたからかな。
本当にありがとう。
そして、日曜日に産まれてきてくれたレイちゃん、ありがとう。
支えてくれた看護婦さん、助産師さん、先生、本当にありがとう。
みんなのおかげで陣痛を頑張れました。
赤ちゃんと3人で写真を撮った後、分娩室で3人での時間を過ごしました。
その時、思わず泣けてきた。
すごく感動的なお産だった。
オットには「泣くなよー」と言われたけど、泣かずにはいられなかった。
本当、みんなに感謝です。ありがとう。
レイちゃん、あなたは、みんなに支えられて産まれて来たんだよ。
その後、レイちゃんにおっぱいを吸わせる。
おっぱい出ないのに、一生懸命吸いついていた。
おっぱいの吸い方は上手らしい。すごい、すごい。
むりやりおっぱいから離れさせたら、その後も口をパクパク。
おなかすいてるのね。カワイイ・・・。
ここで、レイちゃんとオットと少しの間、お別れ。
1人で身体を休ませる。
1時間ほどして部屋に戻る。
車椅子で移動した。
出血が多かったみたいでちょっとふらついた。
病室には、オットと、オットの家族、うちの両親が待っていてくれていたが、私に気遣ってくれて、すぐ帰って行った。
オットも次の日は仕事のため9時前には長野へ帰る。
本当、ありがとう。
その後、看護婦さんと産後初めてのトイレに行くが、立つとフラフラする。
初めてのおしっこ、怖かった。
その後、そこから立ち上がれなくなった。
耳鳴りがして、気持ち悪くもなってきた。
目の前が暗くなり始めた。やばいと思った。
耳が遠くなる・・・。
看護婦さんに支えられ(倒れかけ?)ベットに横になると、少しずつ良くなってきた。
私、貧血なんだ・・・。
看護婦さんに「明日からの授乳、明日は中止したほうがいいかもね・・・」と言われた。
ガーン・・・。
でも、無理はよくないもんね。
とりあえず、今日はこのまま寝てしまうことにした。
パジャマに着替えることも出来ず、汗臭いけどしょうがない。
出産は命がけだ!!
これからの育児のため今日はゆっくり休もう。
育児、頑張るぞー。



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